パートナーの不倫が発覚し、今後どうしらいいか考えているときに、「考えても考えてもどうしたらいいか答えが出てこない」「自分は再構築したいけど、周りは離婚したほうが良いって言ってる」等、今後について決断を出せずに悩んでいませんか。
どうしよう…いろんなことが短期間に起こりすぎて、頭がついていかないよ。
パートナーの不倫が発覚してから、私の頭の中はいつもこう思っていました。
頭では決断しなといけないとわかっているのに、考えがまったく追い付かない。考えれば考えるほど、わからなくなる。
辛い、悲しい、わからないの無限ループから抜けだせず、気づいたら朝を迎え、月日だけがあっという間に流れている… そんな毎日の中で、私がどうやって決断していったのか、決断するにあたって大事にしたことを共有します。
- この先の決断に迷っている方
- パートナーとどうしたいのかわからない方
- 何もかもが嫌だと投げ出したい気持ちでいる方
決断することの怖さ
今後について考え始めたときに、不倫の証拠を目の当たりにしてショックを受けたり、元夫の誠意のない態度に腹を立てたり、本当にいろいろありすぎて、毎日ブラックあみが出まくりでした。
・パートナーが不倫さえしなければ、こんなこと悩まなくてよかったのに。
・人生めちゃめちゃにされてこれからどうしたらいいの。
・不倫してるのになんで被害者面してるんだこの人!ふざけんな!
未来を考えるより愚痴と不満しか出てこない日々。
いろんな感情が渦巻いている中で、様々な決断をしていくことは至難の業です。
そして「不倫される」なんて、本来ならしなくてい良い経験ですし、おそらく人生で初めての経験なんですから、決断できなくて当然です。
決断できないことに悩まないでください。
決断してしまうと、もう後には引き返せない、逃げられない、現実を受け止めざるを得なくなってしまうので、自分の気持ちが「こうするんだ!」と誰に何を言われても揺るがないくらい固まっていないと怖くなります。
なので、自分が「こうしたい!こうする!」と言えるようになるまでは、私は決断しなくていいと考えています。
時間をかけて自分の気持ちと向き合って大丈夫。
どんなに時間がかかっても自分のペースを大事にして大丈夫。
「自分」がどうしたいのか、どうしたら幸せなのかを第一に向き合いましょう。
決断するときに大事にしたこと
パートナーの不倫発覚から調停をするまでの約4か月間、自分に何度も何度もどうしたいのか問いかけました。
この4か月間で、どうしたいのか考え、私「離婚」を選択したのですが、この決断をするにあたり大事にしたことが5つあります。
自分の気持ちに耳を傾ける
これは、一番大事なことだけれど、一番おろそかにしてしまう部分でもあると思います。
というのも、不倫が発覚してから人に相談すると様々なアドバイスをもらうことになるので、そのアドバイスに翻弄されてしまいませんか?
例えば、私は両親にパートナーが不倫をしていると最初に伝えたとき
「そんなやつ早く縁を切りなさい!」と言われ、その時はまだ自分に迷いがあり悩んでいましたが、その場で「まだ考える…」と言えなかった自分。
決断をするまでは、その時その時で考えは何回も変わります。
それを繰り返し、決断が見えてくるので「今、私はこう考えている・思っている」と、自分自身が自分の気持ちを知っていてあげましょう。
周りのアドバイスを参考にしつつ、流されすぎない
上記でも少し触れましたが、「不倫された」ことをカミングアウトしてからは、たくさんのアドバイスをもらいます。
両親からは「さっさと縁を切れ!」と言われたり、友人からは「好きならやり直したいって言ってみたほうが良いと思う」「不倫夫も不倫相手も両方とっちめたほうがいいよ!」などなど。
毎日が辛くて、悲しくて、考えることに疲れている状態でたくさんのアドバイスをもらうと、アドバイスが全部正解のような気がしてきます。
私は最初そうだったよ…
みんな本当に親身になって話を聞いてくれ、できる限りのアドバイスをしてくれます。
本当にありがたいし、アドバイスはどれも正解だと思います。
でも、そのアドバイスを自分の気持ちと照らし合わせたときに、不安や違和感があれば、それは自分にとっての正解ではないです。
すべてを鵜呑みにしたり、「こう言われたからこっちのほうが良いよね」と自分では考えていなかった意見や、考えることに疲れたから、「もうそうしちゃおう!」と投げやりになるのは一旦ストップ!
アドバイスに流されてしまうと、あとから、こんなはずじゃなかったのに!という状況になることもあります。
辛くても悲しくても、考えるのに疲れてても!アドバイスは参考にとどめ、「自分はどうしたいか」にフォーカスしましょう。
人のせいにしない
どんな場面でも、だれか人のせいにすることはよくないこととわかっていても、自分が弱っていたり、決断に迷っていると誰かのアドバイスを真に受けたくなりますよね。
アドバイスに従ったり、〇〇さんがこう言ってたからこうした。とした方が楽かもしれないですが、楽な方に流れれば、後々、「こんなつもりじゃなかったのに」「自分はこうしたかった」と良いことはなく後悔の方が多くなります。
他人はあなたの人生の責任はとってくれません。
だからこそ、自分の人生は、たくさん自分と向き合って、最後は自分で決めましょう。
楽しかった思い出に浸らない
悲しい時って、パートナーとの楽しかったことばかり思い出しませんか。(私だけ?)
・外国の映画みたいに、花束と指輪をもって膝をついてプロポーズしてくれて本当に嬉しかったな…
・結婚式であんなにLove youと言ってくれてたのに…
・一緒に行ったアメリカ旅行本当に楽しかったな…
辛いこと以上に楽しかった思い出もあるので、感傷に浸りがちになってしまいますよね。
でも、残念ながら楽しかった思い出は過去の思い出…
今、目の前にいるパートナーはあなたを裏切り、あなた以外に目を向け、不倫をしたパートナーです。
誰であっても、あなたを裏切り、あなたを傷つけていい人なんていません。
楽しかった「過去」は過去と受け止め、「今」起きていることに目を向けましょう。
自分を信じる
不倫されたら、もう何を信じて良いかわからなくなりませんか?
一番信頼していた人に裏切られる衝撃は、今でも忘れられないくらい破壊力がすごかったです。
誰を信じて良いかわからないときこそ、まず、自分が自分を信じてあげてください。
泣いてるあなた、怒ってるあなた、不安に押しつぶされているあなた…
どんなあなたも認めてあげて、自分自身や、自分の選択を信じれば、絶対明るい未来を引き寄せてくれます。
決断したことで変わったこと
幸せの絶頂から突然、地獄に突き落とされたことで、初めて自分ととことん向き合い、人生の決断をしたことで、私自身にも変化がありました。
人生でしなくて良い経験をしたことで変わったことがあるよ。
メンタルが強くなった
最初こそ毎日泣きはらし、考えすぎて寝れず、豆腐メンタルのようにズタボロでした。
でも、いろんな証拠を見たり、元夫の誠意のない態度を目の当たりにしてからは、このままじゃいけない。と奮起。辛い経験を乗り越えたからこそ、メンタルが強くなりました。
自分の気持ちに耳を傾けられるようになった
人に流されやすいタイプ、我を通すタイプの人間ではなかったんだ。
周りの雰囲気や意見を聞いて、こうしようかな。とするタイプだったので、自分がどうしたいかなんて、深く考えることなんてしたことがありませんでした。
- 今、この選択をしたら自分は幸せ?
- この選択をしなかったら後悔しない?
この経験を通して、自分自身にまず問いかけるようになり、自分で自分の幸せを見つけることができるようになりました。
幸せに気付いた
ありきたりな言葉ですが、辛い経験をして改めて普段の生活のありがたさや人の優しさを目の当たりにし、自分がいる環境は幸せだなと再確認することができました。
- 困ったときに助けてくれる家族
- 泣きたいときに、そばにいてくれる友達
- 傷心で何もする気がおきないときにそっとご飯を作ってくれる妹
- 元夫との闘いを親身にサポートしてくれた探偵・弁護士の方
ここに書ききれないくらいいろんなことがり、本当に感謝してもしきれません。辛いことも多かったけど、視野を広げると幸せもたくさんあることに気付きました。
まとめ
本記事では決断をするときに大事にしたことについて共有しました。
- 自分の気持ちに耳を傾ける
- 周りのアドバイスを参考にしつつ、流されすぎない
- 人のせいにしない
- 楽しかった思い出に浸らない
- 自分を信じる
どんな決断をするにせよ、決断するまでは本当に辛い日々かもしれません。
でも、悩みに悩みぬいた先には、必ず新しい未来が待っています。
私は離婚したことを今でも後悔していません。むしろ、離婚してよかったと思っています。
離婚したことで、思考や環境が変わり、新しい職場に出会え、やりたかったことに挑戦でき、今の夫に出会い再婚し2人の子どもに出会えました。
不倫夫と闘っているときや、離婚直後はこの未来を想像できなかったけれど、決断できたことで巡ってきた縁だと思っています。
今、あなたが決断できず途方に暮れていたら、一旦休憩して、この5つのことをやってみてくださいね。